2023年10月・12月に兵庫医科大学 リハビリテーション学部 玉木彰研究室は、ビエラ岸辺健都に入居するグンゼスポーツ吹田健都店、および、江坂イトマン スイミングスクールにおいて、小学2年生～6年生の児童を対象に、呼吸筋力、呼吸機能、骨格筋量などと運動習慣の関連性を明らかにする研究を実施しました。この研究は神戸市・吹田市の２つのエリアで行われ、吹田市では68名が参加しました。
研究結果
今回の研究では、運動習慣の有無、食事や睡眠の状況などの聞き取りと、身長、体重、BMI、体脂肪率、骨格筋量、骨格筋指数、握力、肺活量、そして呼吸筋力を測定しました。それらのデータを解析した結果、運動習慣のあるグループと運動習慣のないグループを比較した際に、『呼吸筋力』と『握力』に有意な差があることがわかりました。このことから、児童の運動習慣は呼吸筋力や全身筋力に影響する可能性が高いことがわかりました。
＜参考＞
第4回健都共創フォーラム ［報告Ⅱ］共創フィールドの利活用実例･実施実績
「北大阪･健都～神戸の場を活用した児童の呼吸筋力・骨格筋量と運動習慣との関連性についての調査研究」 玉木彰 氏（兵庫医科大学リハビリテーション学部 学部長／教授）
兵庫医科大学 リハビリテーション学部 学部長・教授 玉木 彰先生のコラム
日本で、海外で学び、実践する「呼吸リハビリテーション」
～進化し続ける呼吸リハビリテーションの世界