健都の歴史
~吹田操車場跡地から健康・医療のまちに~
昭和59年(1984年)にその役割を終えた吹田操車場の跡地の有効利用について、平成18年(2006年)に、大阪府、吹田市、摂津市、日本鉄道建設公団(鉄道・運輸機構)及び日本貨物鉄道株式会社が合意協定書を締結し、健康・医療のまちづくりがはじまりました。
その後、平成30年(2018年)に市立吹田市民病院が、令和元年(2019年)に国立循環器病研究センター(NCVC)が移転開業しています。さらに、令和5年(2023年)には、医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)が、彩都拠点と並立する施設として、東京の施設を移転開業させています。
この地区の名称を北大阪健康医療都市(Northern Osaka Health and Biomedical Innovation Town(NohBIT))、愛称を健都(けんと)にすることが平成27年(2015年)に決まり、健康・医療に関連する医療・研究機関や企業などが集積した複合医療産業拠点(健康・医療クラスター)の形成が進められています。
※北大阪健康医療都市(吹田操車場跡地)のまちづくりの歴史や経過については、吹田市「吹田操車場跡地の経過」「吹田操車場跡地のこれまでの取組」「年表」のページなどでも紹介しています。
“健康・医療クラスター形成”と”健康・医療のまちづくり”
北大阪健康医療都市(健都)では、国立循環器病研究センター、医薬基盤・国立健康・栄養研究所や、市立吹田市民病院を中心とした世界トップレベルの健康・医療の研究開発環境を活用して、集積してきた企業・団体が協働してイノベーションを推進できるさまざまな仕組みが考えられています。
また、国際級の複合医療産業拠点の形成を目指した、共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)「世界モデルとなる自律成長型人材・技術を育む総合健康産業都市拠点」という国のプロジェクトも進められています。
オープンイノベーションラボ
国立循環器病研究センターには、民間企業等との連携を深めるための共同研究の拠点となる「オープンイノベーションラボ」が設置されています。
研究所や病院と「一つ屋根の下」で、研究者等と密接な連携が可能であるとともに、 循環器病初めとする疾患や健康に関して同センターに蓄積されている様々なデータや試料/資料、最先端の設備も利用可能とな施設となっています。 (一社)健都共創推進機構の本部も、このオープンイノベーションラボにあります。
実証事業に参加しよう!
【実証プロジェクト/実証事業とは】
実地に適用可能な段階にある健康・医療に関わる技術・システム・制度などを試験し、その有効性や経済性などを確認・検証/実証することです。
なぜ地域の皆様に参加・参画いただいて実証・検証する必要があるのか?
健康、休養、栄養、運動など、ヘルスケア・健康科学や生活科学分野の製品・サービスについては、研究や開発段階で、実験動物、細胞、モデル実験系などで、効果や安全性などが充分検討されていますがこれら製品やサービスを利用・活用するのは”人”!
安全性などが充分確認された上で、実際に人が使用・体験することにより、本当に役に立つものなのか?、充分な有用性があるものなのか?などを確認・実証する段階が、実用化し、健康生活に実装するために必須と考えられています。
「地域実証事業」の実施に当たっての手順(概要)
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